花の愛戦士ジャンヌの男イッパツ☆どんとこい!

大人は質問に答えたりしない……!

CDJ用に焼いた大量のCDRの管理を劇的に改善するライフハックで貴方自身も蘇る… 何度でも!

 タイトルネタ©居酒屋チカラゲ先生

 

突然ですが、買いましたよ! XDJ-R1!! もちろん! 分割12回払いで!

 

 こういうのをずっと待ってたのよ… 天下のPioneer様が今年満を持して送り出した最強のオールインワンDJシステム! 特に皆が注目してるのが、一見よくあるミキサー一体型のMIDIコントローラーと思いきや、なんとCDJが使えるところ! なのです! 

 

 簡単に説明すると、これ1台あればCD、USBメモリ内の音楽ファイル、PCDJソフトのすべてに対応したDJができる上に、なんとiPhoneiPadWi-Fi経由で接続してXDJ-R1自体をリモート操作することもできるという㌧でもないシロモノ。

 

 そして、こんななんでもアリなDJセットがまさかの10万円以下! これとほぼ同機能のCDJで一番お手軽なCDJ-350ですら1台約6万円(※DJするにはCDJ2台+ミキサーが必要)ですから、これは買わざるを得ませんよホント! 

 

詳しくは、このm-floの☆Taku Takahashi氏のインタビューや、

http://pioneer.jp/cdj/event/xdj-r1/

XDJ-R1 Special Interview ☆Taku Takahashi : パイオニア株式会社
XDJ-R1の魅力を、新人アーティストへのサポートにも尽力されている ☆Taku Takahashi氏に伺ってみました!

オタレコさんによる動画解説や、

Pioneer/CDJ、デジタルDJ統合システム/XDJ-R1のご紹介 -OTAIRECORD-

PowerDJさんのブログをご覧ください

http://shop.plaza.rakuten.co.jp/dj/diary/detail/201306030000

今度の新商品もスゴイ!Pioneer XDJ-R1発表!!!|PowerDJ’sBlogPlus+ - 店長の部屋Plus+

 いままで僕が使ってた機材ってのがVestaxの初代VCI-300っていうPCDJコントローラーの草分け的なヤツで(オタレコさんとこにある熱い紹介ページを参照のほど)、これはSerato社が開発した『ITCH』というPCDJソフトウェアに最適化されたコントローラーであり、簡単かつ極めて高い安定性でデータファイルによるDJを可能にした名器でした。

 

 ただ、3年使用してみるとVCI-300ではサウンドエフェクトが使えない(これはITCHの上位版である『Serato DJ』が使えるようになってちょっと解決したけど)のと、そもそもPCがないとDJできないので一人でやるぶんにはいいけれど、小規模パーティーなどで仲間内で使いまわすみたいな使い方がしづらかったのです。

  また、やはり現在、世界中のクラブのメインストリームとなってる機材はやはりPioneerのCDJなわけで、CD(もしくはUSBメモリー)さえ持っていけばDJができるお手軽さはやはり強いな。ということと、PCDJソフトウェアは再生中の音楽の波形を見られるので曲の展開がひと目で判るのと、ソフトウェアの解析で小数点までBPMがわかる上に強力なSYNC機能で、ちょっと慣れればだれでも瞬時にビートを合わせた繋ぎができるゆとり仕様。実際に使ってみると本当に便利なんですが、中級者のジレンマというか、これに慣れ過ぎるとなんかダメだな、と思ってしまったわけです。

 

 そこでCDJ機能があるXDJ-R1があれば、今までの半分以下の投資で自宅にいながら現場とほぼ同じ環境で練習ができるわけです! 素晴らしい時代になりましたね…

 

 で、実際に1ヶ月ほど使ってみたんですけど、ピッチフェーダーの絶妙な重さやジョグダイヤルの作り、再生・Queボタンどれをとっても、とにかく使ってて高級感がある。さすがPioneerクオリティですね。音質も一聴してわかるほど素晴らしいです。ただ、付属のPCDJソフト『Virtual DJ LE』はSeratoをずっと使ってた僕からすると違和感ありまくりで、正直かなり駄目でした… なので、いずれTraktor(現在、Seratoと並びPCDJソフトウェアの2大巨頭、だと思う)を導入するまでは完全にUSBとCDのみで使っていくことに。

 

 が、ここで思わぬ問題が。なんとXDJ-R1の画面表示は日本語に対応しておらず(※実際CDJ2000以外はどれも日本語表示には対応していない)、邦楽などの日本語のファイル名やID3タグは全部文字化けしてしまうので、USB・CDを読み込んだときにどれがどの曲なのかさっぱりわからないw

 

 ただ、XDJ-R1に関しては、『remotebox』というアプリを使いiPhoneiPadWi-Fiで接続するとUSB内の音楽ファイルを文字化けナシで閲覧することができるのでCDJよりはだいぶマシなんだけど、如何せんこれもCDはremoteboxのファイルブラウズが非対応なので結局トラックリストを紙に書いたりiTunesで印刷したりする必要が。これは激しく面倒くさい上に、CDRの枚数が増えていくと「あれ… あの曲どのCDに入れてたっけ…」とドタバタすることが目に見えてますよね… ということで、やっと本題なわけです!

 こういうのは全部データ化してクラウドにぶち込んじまおう!

これで実現できること、

  1. remoteboxで管理してるプレイリストをそのまま流用できるので簡単にリスト化できる
  2. クラウドサーバーに置くことでiPhone等でどこからでも閲覧できる
  3. 曲名、アーティスト名、BPMをすべてのCDリストの中から検索可能
  4. ぜんぶ無料

以下、説明

 

  まずは、rekordboxを使ってCDに収録される曲のプレイリストを作成します。

rekordboxはここから無料でダウンロードできます(※ライセンスキーが必要ですが、メルアド登録で送られてきます)。本来ならばまずコレクションに自分のPC内にある音楽データやiTunesのライブラリを登録する作業があるんですが、その辺は今回は割愛します……。また、rekordboxにはCDR書き込み機能は付いていないので、ひとまずiTunesなどですでにCDを作成したという前提で進めていきます。

 ちなみに、いまやほとんどの人が音楽ファイルからCDを作成するときにはiTunesのプレイリストから作成してるかと思います。実はiTunesでCD作成時に使用したプレイリストからデータ出力することも可能ですが、iTunesでエクスポートしたリストデータにはBPM表示が入らないので、CDJ用に使うにはrekordboxが最適です。

  

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 とりあえずPlaylistタブから新規プレイリストを作成してコレクションから曲を追加していくのですが、ここで注意しなければならないのは、必ず作成したCDの曲順通りにソートして登録していきましょう。ここで間違うとエライ目にあいます。

 

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 できあがったら、リストを右クリック→『情報を保存』でリストをテキスト形式で保存します。これをそのままEvernoteなんかにぶち込んでもいいんですが、罫線もまったく無いのでいかんせん見づらすぎます。本来ならここでExcelを立ち上げて…といきたいところですが、MS Officeなんてブルジョアソフトは持っていないので、ここはGoogleドキュメント(Googleドライブ)を使います。無料最高です。Googleドライブを使用するにはGoogleのアカウントが必要で……という説明も現代人ならGmailのひとつやふたつ持ってるだろうという前提で割愛して進めていきます。まずは『作成』をクリックして『スプレッドシート』を新規作成します。

 

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 まっさらなスプレッドシートが立ち上がったら、上部メニューのファイル→インポートを選んで、先ほどrekordboxで出力したテキストデータを読み込みます。インポート操作→『現在のシートを置換する』、区切り文字→『自動』を選んで、インポートをクリックしましょう。

 

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 Googleドキュメントはブラウザ上で表計算ソフトを再現して操作できる㌧でもないwebアプリなので、Excelと同じようにセルの数値を編集したり関数計算したりドラッグ&ドロップで列を入れ替えたり方眼紙代わりにしたりできます。これで無料なのです。YAVAYです。とりあえずBPMの列を見やすいとこに移動させたり、セルの幅を調整したりして自分の好きなように編集しましょう。

 

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 編集が終わったら、上部の『無題スプレッドシート』ってところをクリックしてタイトルを変更(CDRのラベルと同じ名前を付けると検索しやすい)してファイルを保存します。が、なんとGoogleドキュメントは編集してるそばから自動で変更を保存してくれているので、上のほうに『変更内容をすべてドライブに保存しました』って書いてあればそのままエイ!っとタブを閉じてしまっても大丈夫です。しかもクラウドサーバー上にデータを保存してるので、iPhoneGoogleドライブにアクセスすれば外出先でも見られるし、すべてのリストの中から一瞬で検索できるので焦って探す手間が究極的に省けるから最強です。おしまい。

 

 あ、もしこのデータをEvernoteにも入れたいよママンって方は、上記メニューの『ファイル』→『形式を指定してダウンロード』のなかからPDFを選んで保存したらEvernoteのアプリで新規ノート作ってPDFをドラッグ&ドロップするだけです。EvernoteでもPDFの文字列もすべて検索対象になってるので、曲名とかアーティスト名ですぐ検索できます。めっちゃ便利です。

 

 これでいちいち紙に書いたり印刷したはいいけど、DJしてるあいだにどっかになくした! とか、クラブの暗いDJブースでまったく読めない! なんてトラブルからも解消されるし、使いたい曲をサササーっとiPhone上で検索すればPCDJのようにすぐ調べられてBPMもすぐ合わせられるし至れり尽くせりですね!